前号の続き。
学校の若年化と、保護者との関係づくりをどうするか。
専門性というのは一朝一夕で身につくものではなく、熱心に勉強してもある程度時間がかかる。
ではどうするか。
「謙虚さ」と、加えて若さ特権の「元気」の出番である。
保護者の立場になって見てみる。
小学生の子どもの担任が、新任3年目までの若手。
何を求めるか。
専門性も欲しいところだが、恐らくそこは強く求めない。
たとえ授業がうまくなくても、さもありなんというところである。
(30代以降ならそこも欲しいところではある。)
それよりも、子どもが「学校が楽しい!」と言うかどうかである。
担任の先生が一緒に遊んでくれたり、話を聞いてくれたりしているかどうかである。
極論、若い先生は、うまくいくかはどっちでもいいから、エネルギーを前面に出してぐいぐいやって欲しい。
若いのに元気がないのと、妙に対応が冷たいのだけはいただけない。
つまり、あんまり遅くまで事務系の業務で残っているのは、よろしくないということである。
翌朝の爽やかな「おはよう!」に支障をきたすからである。
(教材研究が楽しくて打ち込みすぎて、目がぎらぎらしているのはOKである。)
若手は、謙虚に保護者と一緒に歩むつもりで。
子育てに関しては、教えてもらうつもりで。
そして「クラスの子どもが大好き」なら言うことなし。
若手ならではの特性を生かして、学校を元気にしてくれたら最高である。
2016年11月30日水曜日
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