2014年6月19日木曜日
5月病対策「溺れている時はもがかない」
もう6月だが、引きずっている人もいる「五月病」について。
5月から6月は、子どもも大人も疲れている人が多い。
この時期に「私は元気いっぱいです!」という人は、変な人だと思ってよい。
(そういう人は、あなたは変だと言われても大丈夫な人だと思うので、あえて言う。)
事実、厚生労働省の出す自殺統計を見ても、過去何十年から現在まで、どの年度も大体4月から6月がピークである。
日本では学校や職場などの環境の変化に加え、季節の変わり目ということもある。
むし暑くなると、どうしても疲れやすくなったりイライラする。
教師の仕事は、学級開きから授業参観に家庭訪問、陸上に運動会やらで、朝から晩まで働きづめである。
大体、そういう最高に忙しい時に限って、生徒指導の問題が出るのも全国共通である。
なぜなら、子どもたちだって疲れているからである。
諸事情重なって、ぐったりしている人が多い。
ぐったりしている感が出せる人はまだいいが、元気に振る舞って実はぐったりしている人が一番危ない。
無理に無理を重ねている証拠である。
特に4月に新しい職場に異動した人は、愚痴一つこぼす相手もいなかったりする。
そうなると、もう心も体もくたくたである。
心理系の本が好きなので、そういうストレスマネジメントみたいなものもよく読む。
色々書いてあるが、一番自分に効果があったのは
「溺れている時は、もがかない」というアドバイスである。
サーフィンで波にのまれた時の対策と同じで、丸まって浮かぶのを待つ。
(下手に出ようとすると、海の底の方に泳いでいることがある。)
潮の満ち引きと同じで、一生懸命押し返しても引き潮の時に上げ潮にすることはできない。
「現状から脱出するためにやれることをやれ」というのは、それができないから困っているので、あまり役立たないことがある。
ただ「トラブルは育つ」という言葉もあるので、何もしないより動いた方が後でダメージは少ない。
そういう時はいい策が思いつかないので、やはり人に相談するのが一番である。
同僚や信頼できる上司や管理職がいたら一番いいが、いなければ誰でもいい。
電話相談やメール相談でもいい。
家族でも誰でもいいので、相談が絶対条件であるように思う。
別に解決策が出なくても、愚痴るだけでかなり救われると思う。
最近自分を含め、周りに疲れている人が多いような感じなので、書いてみた。
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