2014年6月13日金曜日

声出しも主体変容、率先垂範

運動会といえば、応援。
応援といえば、声。
声は大切である。
言葉の内容以上に、声の持つ雰囲気が大切である。
声の雰囲気でほぼ何が伝わるか決まる。

運動会で教師が失敗しがちなのが、声の出し過ぎ。
聞かせたくて、ついつい大きく高い声になってしまう。
大きな高い声が聞こえると、それに呼応するように更に騒ぎ声が大きくなる。
正しい方法は真逆で、聞かせたい時には、少し声を抑えて低い声を出す。
そうすると、「おや?」と耳をそばだてるようになる。

逆に、応援係は、テンションの低い声は禁物。
低く抑えた声は、気分を落ち着かせたり緊張させたりする効果がある。
応援のように、元気な声を出して欲しい時には逆効果である。
だから、説明させる時にも、それを意識させる。
「応援係はみんなの鏡」を合い言葉に、なりたい姿に先に自分がなるようにする。
応援係の「もっと声を出してください」は、応援係である自分自身への注意である。

試しに、全校での応援練習が終わったら、応援係だけを集めて次のように尋ねてみる。
「今日のみんな(応援係以外)の問題点とか気に入らない点ある?」
すると、応援係の子どもから色々と不満が出る。
やる気が感じられない、声が小さいなど。
全て出させ切ったら、最後は「それが、応援係自身の課題だよ」と伝える。
何をすべきかはっきりする。

声を出させたかったら、まず応援係から。
そして、応援係を指導するのは教師である。
主体変容、率先垂範を心がけたい。

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