運動会といえば、応援。
応援といえば、声。
声は大切である。
言葉の内容以上に、声の持つ雰囲気が大切である。
声の雰囲気でほぼ何が伝わるか決まる。
運動会で教師が失敗しがちなのが、声の出し過ぎ。
聞かせたくて、ついつい大きく高い声になってしまう。
大きな高い声が聞こえると、それに呼応するように更に騒ぎ声が大きくなる。
正しい方法は真逆で、聞かせたい時には、少し声を抑えて低い声を出す。
そうすると、「おや?」と耳をそばだてるようになる。
逆に、応援係は、テンションの低い声は禁物。
低く抑えた声は、気分を落ち着かせたり緊張させたりする効果がある。
応援のように、元気な声を出して欲しい時には逆効果である。
だから、説明させる時にも、それを意識させる。
「応援係はみんなの鏡」を合い言葉に、なりたい姿に先に自分がなるようにする。
応援係の「もっと声を出してください」は、応援係である自分自身への注意である。
試しに、全校での応援練習が終わったら、応援係だけを集めて次のように尋ねてみる。
「今日のみんな(応援係以外)の問題点とか気に入らない点ある?」
すると、応援係の子どもから色々と不満が出る。
やる気が感じられない、声が小さいなど。
全て出させ切ったら、最後は「それが、応援係自身の課題だよ」と伝える。
何をすべきかはっきりする。
声を出させたかったら、まず応援係から。
そして、応援係を指導するのは教師である。
主体変容、率先垂範を心がけたい。
2014年6月13日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
0 件のコメント:
コメントを投稿