2021年6月27日日曜日

大きな声は手詰まりの証

 指導での気付き。


授業中、指導者の声がだんだん大きくなってくる。

これは、手詰まりになってきた証であり、危険信号であると考える。


なぜか。


声が大きくなってきたということは、騒がしくなっているということである。

つまり、収拾がつかない状況に陥っているという面が一つ。


更に、声が大きくなるということは、虚勢を張っている時の行為である。
(聞かないだろうから)聞かせようという思いが強い時にも、声が大きくなりがちである。

また、焦っている時にも声が大きくなる。

怒っている時もそうである。

つまり、心理的に不安定で追い込まれている時に出るのが、大きな声である。


本当に自信がある状態というのは、心理的に穏やかである。

自信がある人が、大きな声を出すことはない。


例えば、ある二人が言い合いをしているとする。

声を荒げている方と、冷静に話している方がいたら、後者が優勢であるように見える。


自分の声が大きくなってきていることに、気付けるか。

ここがポイントである。

自分を客観的にメタ認知できるかどうかである。


これから、ますます暑くなってくる。

環境が身体に及ぼす影響は大きく、身体が心理に及ぼす影響も大きい。

暑くなってくるこれからの時期こそ、声の調節には気を付けていきたい。

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