2019年1月9日水曜日

子どもに素直さを学ぶ

一年生は、基本的に素直である。
どれくらい素直かというと、こちらが間違っていても全て受け入れてくれるほど素直である。

つまり、素直な子どもばかりが相手だと、自分の過ちに気付けない可能性がある。

一方で、自分の「常識」が通用しない相手も、ちゃんと現れる。
そんなこと言っちゃダメでしょ、ということも平気で口に出す。
空気とかは読まない。
王様が裸だと平気で真実を言ってしまうぐらい、素直である。

これらの子どもは、大人の常識が通用しない。
よって、あまり言うことをきかない。
何度言っても同じことを繰り返す。
丁寧に教えてもわからない。
理解不能な言動をとる。

ちなみに、こちらが
「何度言ったらわかるの!」
「どうしてわからないの!?」
「○○って言ってるでしょ!」
等の台詞を口にしてしまったら、それが彼等への敗北宣言である。

再三述べているが、これらの子どもこそが「神様」である。
そして一方で、言うことをきいてくれる有難い子どもたちは、未熟な自分をサポートし、ケアしてくれているのである。

大体、自分の常識など、あてになったものではない。
やんちゃな神様は、そこに気付かせてくれているのである。
教えてわからないなら、自分の教え方が下手なのか、相手の発達段階に内容自体が合っていないのである。
(大抵、前者を疑う方がよい。)

気付けるようになるには、こちらも素直になるしかない。
痛くてもなんでも、傷口に文句垂れても仕方がない。
治すのに専念すべきである。

どうやればいいのかという方法自体は、教育書や心理学の本に溢れている。
しかし、どんなに素晴らしい本を読もうが話をしようか、本人が変わろうとしなければ何も変わらない。
誰しも「デモダッテ星人」を相手にしている時間が最も無駄である。

素直さを学ぶ。
そのために、目の前の子どもは最高の教師であり、神様である。

0 件のコメント:

コメントを投稿

  • SEOブログパーツ
人気ブログランキングへ
ブログランキング

にほんブログ村ランキング