2018年5月6日日曜日

負けるとわかっていても、やる。

先日の鍵山教師塾での学び。
(なお、今回の記事は「まぐまぐニュース」でも取り上げられたので、こちらでもほぼ同様の記事が読める。↓
http://www.mag2.com/p/news/357447

この学習会は、「こうすればこうなる」系のノウハウは全く身につかない。
徹底的に話し合い、考え方を身に付ける、ある意味哲学的な学習会である。

講師の執行草舟先生の話で、
「負けるとわかって誰かに味方して、負けた人に、人は魅力を感じる」
という話があり、これがすとんと腑に落ちた。

なるほど、歴史上の人物を見ていくと、成功者ばかりではない。
最高の社会的地位を捨て去って、敢えて負ける道を行く者も多い。
その中でも特に人気のあるのは、西郷隆盛だろう。
土方歳三もそうである。
若き日の高杉晋作も、その無茶に従った伊藤博文も、明治維新の志士はみんなそうである。

吉田松陰の有名な言葉、
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
の精神である。
損するとか失敗するとかは、志の前には二の次なのである。
講師の執行先生は、これらの精神に対し「不合理を愛する」と表現している。

やはり、人の心を惹きつけるのは、そういう人物である。
後生の人々の心に残るのは、不合理を愛した人達である。
逆に、うまく時流に乗ってとんとんといったと伝えられる人物は、意外と不人気である。
(しかしながら、そういった人達の作った制度に、救われている面も否めない。)

ともすれば「こうすればうまくいく」に飛びつきたくなる。
私自身、そういう方法を使うことが実際に多いし、紹介もしている。

しかしである。
「スマート」はほめ言葉だが、人間というのは心の底で、泥臭い方が好きという面がある。

「負けるとわかっていても、やる。」
その覚悟をもって事に当たれば、こわいことは何もない。

新しい職場、新しい学級。
逆風が吹くことがあっても、自分の信念をもって前向きにチャレンジしていきたい。

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