タイトルは、上越教育大学教授の赤坂真二先生編著の「学級を最高のチームにする極意」シリーズの新刊名。
この中から、自分の担当ページの内容を少しだけ紹介する。
自分の担当したページのタイトルは
思春期の性差を意識した指導
~『信・敬・慕』の関係を築く~
である。
以下、本文より引用。
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(引用開始)
逆に、女性教師が男子との関係を押さえる時のポイントは何でしょうか。
思春期に限らずですが、男子は女子に比べて、おとなしくきちんとしているのが苦手な子どもが多いです。
一方、「活動的」というよい特性もあります。
この特性が、長いお説教や細かい口出しと最悪の相性なのです。
きちんとさせたい、きかせたい女性教師と、思い通りに動き回りたい、ちょっと世の中に反抗したい男子。
これでは、折り合いがつきません。
ここは「さばさば」と対応するのが、良好な関係につながりやすいようです。
悪いことがあったら、びしっと「ダメ」。
ダラダラ長く言わない分、やったら何度でも言う。(そこは逆にしつこいぐらいで良いでしょう。)
良いことをしたらさらりと「いいね」。
日常では、あまりウエットな関係を求めていないと割り切ると、うまくいくことが多いようです。
そして、本質的には甘えん坊なので、必要に応じて甘えさせてあげます。
「さっぱりしたお母さん」のイメージでいくと、ちょうどいいかもしれません。
(引用終了)
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自分自身の経験に加え、学級経営がうまくいっている先生方の観察からの分析。
ただ、これとてあくまで大まかな捉えであり、個人対応は一括りにできない。
大まかな方向をおさえつつ、一人一人を見る。
飛行機からの大きな視点と虫眼鏡の小さな視点、両方が必要である。
子どもの見方の視点を増やすというつもりで、ご一読いただけると幸いである。
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-185824-7
2015年8月27日木曜日
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