雨が降っていることに対し、捉え方で気分が変わる。
雨は「お足元の悪い中」の表現に見られるように、ネガティブに捉えられがちである。
空も暗くなるので、何となく沈みがちになりやすい。
一方、雨の日の静けさが落ち着いていいという人もいる。
肌がしっとりしていいという意図もいる。
花粉が飛ばなくて大歓迎という人もいる。
天気は「天の気分」なのだから、本来人間がどうこういうことではない。
ただ、現象に対する捉え方は人それぞれである。
ネガティブに捉えるよりは、ポジティブに捉えた方が精神衛生上よろしい。
次の本を紹介する。
『教師のためのポジティブシンキング』飯村友和著 明治図書
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-152814-0
『やる気スイッチ押してみよう!』の共著者、飯村友和先生の新刊である。
ただ、ネガな出来事にも、ポジの意味付けをしていこうという提案がなされている。
特に、子ども対応への捉え方が参考になる。
例えば「おとなしい子ども」は
1静かで落ち着いている
2周りの人が安心する
3縁の下の力持ち
という捉えをしている。
全員に必ず当てはまる訳ではないかもしれないが、確かにおとなしい子どもにこれらの要素が多い。
面談で「もっと積極的になって欲しい」という相談を受けることもあるが、おとなしさによるプラスの面も大きい。
ネガな面はいくらでも探せる。
誰でも、ネガになる時はある。
だからこそ、ポジの面に意識的に光を当てる。
そのための視点をなるべく多く持ちたい。
教師の皆さんの夏の一冊におすすめの本である。
2015年8月11日火曜日
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