木更津技法研での学びのシェア。
サークル内で「褒める」と「叱る」の割合、バランスについて話題になった。
褒め方、叱り方の問題。
質と量の問題。
色々出た。
視点の話と同じなのだが、要は受け手次第、というのが持論である。
叱ると褒める自体に善悪も是非もなく、とちらも伝達の手段と見る。
どんなに相手の為を思って伝えても、受け手次第。
褒めて喜ぶかもしれないし、嫌がるかもしれない。
特に一斉指導の場合では、ここが端的に現れる。
同じ言葉を同じ時に伝えても、色々な受け取り方をする。
三十人いたら、三十通りの解釈である。
休み時間「○○さーん」と名前を呼んだだけでも、喜んでとんで来る子どもから、
「何かしたかな…」と暗い顔になる子どももいる。
繰り返しになるが、要はすべて受け手の解釈である。
その反応は、こちらの意図とは無関係である。
それを踏まえて、指導にあたる。
アドラー心理学にある事実を見て、「認める」というのが、私には使いやすい。
褒めまくる、ばっちり叱るのが合う人もきっといる。
いずれにせよ、相手の受け取り方はよく見る必要がある。
指導者の思いも大切だが、それが目の前の「○○さん」に伝わる手段かどうかはよく吟味したい。
2015年8月17日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿