2015年1月21日水曜日

大きく描いて、小さく動く~やなせたかしさんの言葉からの学び~

元旦の記事で、かなり大きなことを書いた。
「日本の教育」のように大きく論じると、具体性を欠く。
では、具体的にどんな大きなことをやればいいのか。

話は少し飛ぶが、次の本を購入した。
『何のために生まれてきたの? 希望のありか』やなせたかし著 PHP
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-78300-0

30分もあれば読める、実に分かりやすい本である。
この本の中で、東日本大震災で『希望のハンカチ』という歌を作ったことについて、次のように書かれている。
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(引用開始)
歌だけで元気になるわけではないんだけれど、でも、僕のできる範囲のことでいえば、そういうことしかできないので。
僕は歌を作り、別の人はまた別のことをやって、いろんなことが重なっていけばいいと思う。
歌ひとつでみんなが元気になるなんて、そんなことはできません。
でも、少しはお役に立つかなあと思ってやっています。
(引用終了)
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つまり、大海の一滴かもしれないけれど、小さなこと、やれることをそれぞれがやる。
やなせさんの言葉を借りれば「自分の教室の授業だけで何とかなるわけではないんだけれど・・・」
となる。
一人ができることは小さい。
自分の力だけで「みんなのやる気スイッチオン!」なんて、そんなことはできっこない。
だが、あらゆる教室で、小さなそれが重なれば、とんでもなく大きなこともできる。
そういう構想もあって、今年は昨年以上に、校内だけでなく、全国の仲間とのつながりも大切にしていきたいと思っている。

小さな力の一つとして、自分の教室での実践も大切にする。
まずは今目の前にいる子どもたちに精一杯関わっていきたい。

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