8の字跳びの回し手の話に戻る。
8の字跳びを自分で回す。
回しながら、逆の手で苦手な子どものケアをして背中を押したりしながら、さらに並んでいる子どもにも声をかける。
跳び方にも注意しながら、もう片方の回し手の子どもも見て、跳んだ後の動きにも目を配る。
千手観音よろしく、八面六臂のめまぐるしい働きである。
当然、かなりの汗をかく。
そうすると、真面目にやっていない子どもに対して、腹が立ってくる。
こうなると、悪循環が生まれる。
マイナスを注意して、全体の雰囲気が悪くなり、さらにパフォーマンスが落ちる。
その内、「やりたくない」という子どもが出てくる。
教師が一生懸命やればやるほど、陥りがちなパターンである。
ここに陥らないために、一歩離れて見る。
当事者になりきらずに、責任は持ちつつ、あくまで外の視点を持つ。
がんばっているのは教師でなく子どもたちなので、客観的なアドバイスができる。
円座してミーティングする時も、子どもたち自身が当事者意識を持ちやすい。
一緒に回すメリットも勿論あるのだが、個人的にはなるべく子どもに任せたい。
自分と子どもの状態を見て、合う方法を選択することが大切であると思う。
2014年11月3日月曜日
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