2014年11月28日金曜日
少し上の人からこそ学べる
ここ最近、尊敬する先生方と話せる機会が何度かあった。
当たり前だが、年齢的にはそんなに離れていない人であっても、何年経とうが常に先輩であり、そこが変わることはない。
親がいつまで経っても親なのと同じである。
話題に上ったのが、「どの辺りの人から学べるか」という点だった。
50代のベテランの先生の授業は、技術が血肉化しており、若い人から見ると学びにくいという。
つまり、すごいことをしているのに、普通にやっているから、見る視点がないと見えないということだった。
野球に例えると、プロ野球の守備である。
サッカーに例えると、ワールドカップの代表選手たちのトラップである。
(伝わる人には伝わると思う。)
40代は、そもそも絶対数が少なすぎて、今は見られる機会がほとんどないとのことで割愛。
(実際、30代の人にとっては、一番学べるのがここだけに、惜しい。)
30代になると、意識的にがんばってる感があるので、まだわかるとのこと。
野球に例えると、甲子園のゲームの守備である。(時々まさかのエラーが出る。)
ちょっとハラハラ感があって、見ていて楽しい面もある。
それでも20代の人から見れば、自分からは遠い感じがするという。
20代の人が最も学べるのは、同じ20代の少し上の人だという。
自分にもやれそうな気がして、本気で学べる。
授業を参観した後に、
「下手だな」と思ったら、大体自分と同じレベル。
「これぐらいなら自分と同じ」と思ったら、自分より上のレベル。
「うまいなあ」と思ったら、かなり上のレベル。
「すごい!」と思ったら、自分とは桁が違うほど上のレベル。
そんな風に言われている。
学ぶなら、身近な人。
同年代から少し上の仲間である。
逆に、年齢が上に行けばいくほど、下の人から学べることが増えるともいう。
誰からも学ぼうという姿勢を持ちつつ、重要ターゲットを絞りたい。
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