前号のマニュアルについての話の続き。
マニュアル通りにやると、うまくいくことがある。
「ことがある」というのは、逆に言うと、うまくいかないこともある。
前号で「クラス会議」について少しふれた。
多数の成功事例が出ている手法であり、自分自身も取り入れている手法である。
ここで大切なのが、「複数の人がうまくいく」=「誰にでもうまくいく」という勘違いをしないこと。
時々「○○先生の△△という手法をやったけれど、自分のところでは全くうまくいかなかった」という話をきく。
極端な場合「△△の手法はダメ」と周りに公言するのを見ることもある。
これはやめた方がよい。
服装と同じで、合うか合わないかは、人それぞれである。
例えば志茂田景樹さんのファッションは世界に認められているが、正直、私は真似しない。
しかし、それを否定もしない。似合う人には似合うと思っている。
多様性を認めていく。
そのためには、色々なマニュアルを知っておくことが大切である。
可能性が少しでも感じられるものなら、やってみる。
すると、初めて本当の良さも欠点も見える。
うまくいかないのは、やり方がまずいか、または自分と自分のクラスに合っていないのである。
組み合わせも大切で「自分としては合っていると思う手法だが、今年のクラスには合わない」ということもある。
だから、毎年やることが違ってくる。
取捨選択ができるのも、複数の手法(マニュアル)を持っていればこそである。
マニュアルは「手引き書」であり、いわば道具である。
例えば食事をするのに、フォークしか持っていないとする。
すると、カレーが出ても味噌汁が出てもフォークで食べるはめになる。
スプーンや箸があれば、違う選択ができる。
まあ、そんなところである。
マニュアルの多様性を認め、複数持っておく。
そのために、常に学び続け、マニュアルの更新とともに自分自身を更新する。
当たり前ながら、結構大切なことであると思う。
2014年11月12日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
教室は、自分の考えを発表する機会が多い。 そして、声が小さいと聞こえづらい。 そうなると「大きな声で」という指導が入りがちだが、これだけだとうまくいかない。 前提条件がある。 まず、たとえ小さな声でも何とか聞こえる環境を作る方が先である。 原則は、仲間の発表中は全員が黙って聞く姿...
-
あいさつ運動、どの学校でもやるのではないかと思う。 しかし、なかなかできるようにならないのが実情である。 街中、都会になるほどしなくなる。 人が多すぎる為かもしれない。 それでも、学校はあいさつ指導の核になる場である。 (全ての教育の核は、学校である。地域の大人も学校の...
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
0 件のコメント:
コメントを投稿