やる気スイッチセミナーでも話した、「聞く」ということについて。
ある指導の一場面。
話を聞くときは、「あいうえお」を意識しましょう。
あいての目を見て
いっしょうけんめい
うなずきながら
えがおで
おもしろがって
・・・・・・
実際に自分もそう指導する。
しかしこれが、自分自身できているかというと、かなり怪しい。
いや、正直に言うと、できていない。
どれができていないかというと、どれもできていないことがある。
どういう状況かというと、余裕のない時である。
具体的に言うと
・テストの丸つけ中
・連絡帳を見ている時
・宿題のコメント中
・探し物
といった作業中が主である。
制限時間があるので、急がざるを得なくなる。
作業を中断しないと、子どもの話を「あいうえお」で聞くことができない。
一言で言うと「余裕」が全てである。
対子どもだけでなく、職員室でも同様のことが起きる。
特に朝が要注意である。
朝の準備時は、みんな忙しい。
忙しいところへ、放課後顔を合わせられなかった人から「ちょっといいですか?」というのも頻繁に起きる。
同僚へのあいさつすら顔を上げないという事態になりかねない。
かなり意識しても、「あいうえお」が難しい。
やはり、「余裕」が全てである。
余裕は、自然発生したり、気合いや心がけだけで生まれたりはしない。
やるべき作業が消える訳ではないからである。
話を聞くための余裕を生むにはどうするか、きちんと考えていく必要がある。
2014年9月5日金曜日
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