2011年5月1日日曜日

ルールの根本を見直す

何事に関しても、「根本・本質・原点」は何かを考えることが大切である。
(これも、野口氏が度々口にする言葉である。)
学級開きをしてから、実に様々なルールが作られる。
学習規律に関することから給食のおかわりに関するルールまで、細部まで多岐にわたる。
ルールがないのも不自由だが、多すぎると、ルールに縛られて動けなくなる。
大切なのは、なぜそのルールがあるのか、その根本・本質・原点を全員が理解しているかである。

教師の側がそこを押さえているのが、大前提である。
「先生、どうしてこうしないといけないのですか」と問われ、「前からそうだし、ルールだから」では情けない。
例えば、なぜ授業の前に礼をするのか。なぜその言葉なのか。
授業中に立ち歩いていけないのはなぜか。
隣の人の答えを見てはいけないのはなぜか。
答えを写すだけではいけないのはなぜか。
給食を残してはいけないのはなぜか。
勉強をしなくてはいけないのはなぜか。

挙げればキリがない。
しかし、その都度きちんと説明できないようなことは、やっても無駄なことである。
教師が意味を理解せずやらせていると、意味を理解しないでやる子どもが育つ。

根本・本質・原点は何か、ルール作りの際は、ここを見直して設定したい。

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