2016年4月3日日曜日

はじめに子どもありき

今回は、人に教えるのが惜しいという思いも若干ありつつ、ある本を紹介する。

『はじめに子どもありき』平野 朝久 著 学芸図書株式会社
http://www.amazon.co.jp/dp/4761602546

なぜこの本を知ったかというと、私の尊敬する先生からである。
今回の単著発刊のお祝いとしてくださった。

イラスト一つなく、武骨ではあるが、真の良書とはこういうものである。
読んで勉強しなさい。
それで、もっと良い実践を積み、良い本を書けるように精進せよ。

と、いうことである。
ここに近付くべしということである。

心から尊敬し、目標とする師の仰ることなので、即受け容れ、読み始めた。

・・・面白いとかのレベルではない。
感動。感動。また感動である。
以前紹介したことのある、野口晃男先生の『校長室の窓から』以来の衝撃である。

読んでいると、脳震とうか、顎関節症になるのではないかと思うほど頷く可能性があるので、注意されたい。

18ページ目の小タイトルが「能動的学習者としての信頼」。
アクティブ・ラーニングに関する記述である。

ちなみに、初版刊行を見てみると、1994年。
20年以上前である。
しかし書いてある内容が、「最新」である
(ちなみに、毎年のように増刷を重ね、2015年で何と16刷りである。本物は、息が長い。)
つまり、単に自分が不勉強だったのである。

温故知新。
故きを温ねて新しきを知る。
目先のことに、いかに振り回されているか。
根本・本質・原点はそこではない。

本当は教えたくなかったが、良い情報を抱え込むのは「広く教育に貢献する」という自分の信条に反する。
私を信用していただけるなら、即買い必至の本である。

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