前号の続きで、脳のやる気スイッチを入れる方法。
脳内のやる気物質は、有名なアドレナリンを始め色々あるが、まとめて「アミン系神経伝達物質」という。
やる気スイッチオフという状態は、この物質が脳から出ていない状態を指す。
で、気になるのが、どうすれば出るのかという点。
極めてシンプルである。
答えは、とにかくやること。
行動を起こすと、アミン系神経伝達物質は勝手に分泌されるらしい。
やる気がなくても、とりあえずやればスイッチオンになるという仕組みである。
つまり、動き出すきっかけ作りや、仕掛けの仕込みが肝心といえる。
例えば私なら早起きするために、起きた時のコーヒーを楽しみの仕掛けにしている。
コーヒーを飲みたいからとりあえず起きようという仕掛けである。
単純だが、かなり効果がある。
逆にいうと、脳は必要もないのにいつまでもダラダラと寝させてしまう構造をしている。
やらないとやる気が出ないからである。
十分睡眠時間は足りていてもダラダラしてしまう原因がここにある。
(寝ていて最高に幸せなら、寝ていればいいと思う。本人に罪悪感がある場合は、嫌でも起きた方が良いと思う。)
つまり、今後「私のやる気スイッチをオンにする方法は何ですか。」または「クラスの子どものやる気スイッチオンにする方法は?」
と聞かれたら、「やることですね。」と答える。
「何だその答えは!?」と思うが、結構重要である。
子どもの自主性を重んじるあまり、すべて子どもに選ばせようとする。
すると、やったことのないものや自信のないもの、不得意なものには興味を示さないか、抵抗を示して選ばない。
理由は、前号の話で紹介したように、人間は基本的に新しいものへの興味よりも失敗への抵抗の方が強いからである。
だから、時に教師が子どもに「やろう」というきっかけを作ることは大切である。
そこにやる気を出すかどうかは、その後の話になる。
「アクティブ・ラーニング」の自主性を履き違えて、何でも子ども任せにしては、せっかくのチャンスを逃す。
「指導」の言葉が示すように、ある方向を指し示して導くためのきっかけづくりは、教師の重要な仕事である。
2015年11月11日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
教室は、自分の考えを発表する機会が多い。 そして、声が小さいと聞こえづらい。 そうなると「大きな声で」という指導が入りがちだが、これだけだとうまくいかない。 前提条件がある。 まず、たとえ小さな声でも何とか聞こえる環境を作る方が先である。 原則は、仲間の発表中は全員が黙って聞く姿...
-
あいさつ運動、どの学校でもやるのではないかと思う。 しかし、なかなかできるようにならないのが実情である。 街中、都会になるほどしなくなる。 人が多すぎる為かもしれない。 それでも、学校はあいさつ指導の核になる場である。 (全ての教育の核は、学校である。地域の大人も学校の...
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
0 件のコメント:
コメントを投稿