あと約1ヶ月で、3学期が終わる。
学級の完成と終結である。
私はよく、これを食べ物に例えて子どもに話す。
ケーキに例えることが多い。
1学期はスポンジ作り(土台作り)
2学期はフルーツをはさむ、生クリームを塗る(基本的事項の完成)
3学期は苺などの飾り付け(仕上げ)
3学期初めはもう、ほぼ出来上がっている状態である。
ケーキとしてとりあえず食べられる状態。
最低限の点検は必要だが、時間の都合上、あれこれやり直す時ではない。
私の学年の場合、学校に来る日数を数えたらあと30日足らず。
「規律」(=土台)などは、できている前提で進める。
子どもの力を最大値にまで高め、手放すための準備期間である。
2学期にある程度できている場合、3学期、何も準備しなくても、特に問題は起きない。
時が来れば、普通に終わることはできる。
しかし、それではあまりに味気ない。
3学期はいかに「余計なこと」をできるか。
「一手間」といってもいい。
何かしかけたい。
その前提となるのが、「目標を明確にする」こと。
今年度の最終着地点のイメージを、具体的行為像として明確に描きたい。
学力面はどうなのか。
技能・体力面はどうなのか。
学級目標に合致した姿になっていけそうか。
どんなイベントをやりたいか。
どんな卒業式を迎えたいか。
以前紹介した「未来学級通信」を書く手法でもいい。
人に見せなくてもいい。
ただし、学級の子どもたちと話し合って、イメージの共有はしておきたい。
目標さえ定まっていれば、行く方向は決まる。
目標設定だけは、確実に行っておきたい。
2014年2月8日土曜日
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