2011年10月16日日曜日

珍回答への対応

子どもが「珍回答」をしたとする。
クラスの仲間がどっと笑う。
この時、言ったこと自体が面白くて笑ったのか、その子どもを馬鹿にして嗤ったのかがある。
どちらにせよ、笑われた子どもは傷ついていることがある。

子どもが発言したくない理由に「間違った答えを言うと笑われるから」というものがある。
「間違える」=「笑われる」=「自分の価値を落とす」というような図式が成り立っている。
(大人はこれが顕著である。授業研でもよく見られる。)
この認識自体が間違いなのだが、子どもには教えてあげないとわからない。

私は、次のように話す。
「○○君の発言を笑った人がいるね。
確かに、答えとしては間違ったものだったかもしれない。
ところで、○○君はどうして間違った答えが言えたのだろう?」
少しだけ間をとって考えさせる。
「○○君は、自分の考えをはっきり言ったからだ。
勇気がないとできない。
挑戦しない人にはできない。
発言できない人には、間違えることはできない。
○○君の発言は、今回は間違っていたかもしれないけど、挑戦した証だ。
一番挑戦した人が、一番多く間違える。
間違えてを恐れず意見を言える○○君はすばらしいと先生は思う。
みんなは、どうだろう?
挑戦できているかな?」

こうしたことを子どもの中に常々インプットしていくと、クラスが変わってくる。
間違いに挑戦できる子どもを育てたい。

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