2011年10月23日日曜日

自分で判断する

教育の手段は無限にある。
どの方法が正しいのかを考える。

あいさつの仕方を例に挙げる。

相手が子どもであっても「おはようございます」と言うのが正しいという意見がある。
相手を尊重しているからという主張である。

一方、「おはよう」と爽やかに言った方がいいという意見がある。
あいさつで心の距離を縮めたいからという。
ていねいすぎる言葉が、距離を感じさせるという主張である。

どちらが正しいのか。

人と場合によりけりである。
どんな環境なのか。
自分が、相手がどんな人なのか。
様々な要素によって、全く異なる。
正解は、ない。
自分が一番良いと判断した手段を使うだけである。
ただその時、他人の意見も参考にはした方がよい。
善悪の判断が、独りよがりになっていることが多いからである。

ついつい、指導主事や講師などの上の立場の人に指導されると、それが正しいように思ってしまう。
自分が尊敬している先生の言であったりすると、鵜呑みにしてしまうことも多い。
よくよく考えると、その人の主張であり、自分に当てはまるかどうかは別である。
(特に宗教は、その典型である。)
ただ、学校の方針としてこうと決まっている場合は、それに従うのが原則である。
納得いかない時は、きちんと職員会議等のしかるべき場で論議し、筋を通す。

「考える力」を子どもにつけるためにも、教師自身が自分で考え、自分で判断していく習慣を持ちたい。

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