2017年9月2日土曜日

捨てれば、得られる

先週、新刊が出た。

『「あれもこれもできない!」から…「捨てる」仕事術』
https://www.amazon.co.jp/dp/4181713350
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5

タイトルからして、そのまま仕事術の本である。
よく「いつ書いてるの?」と聞かれるが、その答えもここにある。
自分が一番好きな時間に書いている。

とにかく今の時代、新しく求められることが多すぎる。
しかも、求める方は増やす一方で減らす発想がない。
何も捨てずに全てまともに受けていれば、当然パンクする。

クローゼットと同じである。
古い洋服やいらなくなった服まで大事にとっておく必要はない。
新しい服を着たいなら、古くて使わない服をさっさと捨てることである。
その際、最も強敵なのが「これ、高かったのよね」という服と、「思い出」のある服。
要は、時間と労力を費やしてきたことと、義理関係である。
気に入っていないけど、理由があって捨てられないというものもある。

必要な理由も、不要な理由も、いくらでも述べられる。
様々ある中で、最も大切な資源は何か。
それは「時間」。
これに尽きる。
時間とは、命そのもの。
もし時間が無限に与えられたなら、無限にすべてをこなすことができる。
クラスのあの子がどんなに勉強が遅れても、準備が気の遠くなるほど遅くても、ひたすら待てる。
しかし、現実に時間は有限。
お母さんの口癖ナンバーワンは「早くしなさい!」というのも、なるほど納得。
幼稚園バスも小学校の始業も電車の発車時刻も、一人一人への合理的配慮をもって待ってはくれないのである。

だから、我が人生において本当に大切なもの以外は、捨てる必要があるというのが本論である。
捨てることは手段。
目的は、得ること。
何を。
教師人生における、一人の人間としての人生における、本当に欲しいものをである。

吐けば、吸える。
水泳指導の基本である。
吸うために、しっかり吐くこと。
得るために、しっかり捨てること。

このロジックが何となくわかったという方は、何となく買ってみてはいかがというのが、最重要で伝えたいことである。

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