先週、新刊が出た。
『「あれもこれもできない!」から…「捨てる」仕事術』
https://www.amazon.co.jp/dp/4181713350
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5
タイトルからして、そのまま仕事術の本である。
よく「いつ書いてるの?」と聞かれるが、その答えもここにある。
自分が一番好きな時間に書いている。
とにかく今の時代、新しく求められることが多すぎる。
しかも、求める方は増やす一方で減らす発想がない。
何も捨てずに全てまともに受けていれば、当然パンクする。
クローゼットと同じである。
古い洋服やいらなくなった服まで大事にとっておく必要はない。
新しい服を着たいなら、古くて使わない服をさっさと捨てることである。
その際、最も強敵なのが「これ、高かったのよね」という服と、「思い出」のある服。
要は、時間と労力を費やしてきたことと、義理関係である。
気に入っていないけど、理由があって捨てられないというものもある。
必要な理由も、不要な理由も、いくらでも述べられる。
様々ある中で、最も大切な資源は何か。
それは「時間」。
これに尽きる。
時間とは、命そのもの。
もし時間が無限に与えられたなら、無限にすべてをこなすことができる。
クラスのあの子がどんなに勉強が遅れても、準備が気の遠くなるほど遅くても、ひたすら待てる。
しかし、現実に時間は有限。
お母さんの口癖ナンバーワンは「早くしなさい!」というのも、なるほど納得。
幼稚園バスも小学校の始業も電車の発車時刻も、一人一人への合理的配慮をもって待ってはくれないのである。
だから、我が人生において本当に大切なもの以外は、捨てる必要があるというのが本論である。
捨てることは手段。
目的は、得ること。
何を。
教師人生における、一人の人間としての人生における、本当に欲しいものをである。
吐けば、吸える。
水泳指導の基本である。
吸うために、しっかり吐くこと。
得るために、しっかり捨てること。
このロジックが何となくわかったという方は、何となく買ってみてはいかがというのが、最重要で伝えたいことである。
2017年9月2日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿