公開研究会での気付き。
公開研究会で行ったネット型ゲームで、技能が問題の一つになった。
ゲームを通して技能を徐々に身に付けさせればよい、という考えで行った。
実際は、技能が身につかないまま、ルール変更で対応してしまったのである。
具体的にいうと、バレーボールでいうレシーブの動きにいかず、終始キャッチにはしった。
「キャッチばかりでは面白くないからはじくようにしよう」という方向にもっていきたかったが、いかなかった訳である。
代わりに、落とさないでつなぐにはどうするかということにばかり目がいってしまった。
「ボールを落とさない」ということを、自分たちのメリットとしか捉えなかった訳である。
自分たちがボールを落としにくいルールということは、相手にとっても落としにくく、得点しにくいということに気付かなかった。
つまり、できあがっているスポーツにとってのルールや技能というのは、相当に妥当性があるということである。
やたらにいじると、問題が起きる。
簡易化されたゲームを楽しめればよい、という視点に立脚していたが、やはり問題があることに気付いた。
協議会でも出たが、次の活動への見通しやつながりが大切なのである。
それが、生涯スポーツにつながるのである。
仮説が打ち砕かれるのも、チャレンジした結果であり、成果である。
安全地帯に安住していては、この発見はない。
この成果を次に生かしたい。
協議会や批評箋で意見をくださった方々に深く御礼申し上げたい。
2017年9月4日月曜日
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