前号の話の続き。
「自分の得意を100%提供する」ことに関連しての話。
角野栄子さん。
「魔女の宅急便」を書いた作家さんである。
「PHP2013年12月号 No.787」に特集で記事が載っていた。
記事の中で、こんな話が載っていた。
「魔女の宅急便」の主人公のキキ。
彼女は、魔女でありながら、「空を飛ぶ」以外の魔法は一切使えない。
それ以外はごく普通の女の子である。
「空を飛ぶ」が唯一の特技である。
それは「バイオリンが弾ける」「絵が上手」というのと同じである。
得意なたった一つのこと、それが全ての人に与えられた「魔法」であるという。
それを頼りに生きていく。
その力しかないからこそ、それを信じ、大切に使っていく。
そういう話が書いてあった。
これを読んで、やはり「得意の提供」だと感じた。
たった一つでもいい。
そこだけは、人の役に立てる。
それが、自信になる。
この「魔法」は、早くに見つけられる人もいれば、見つかるのが遅い人もいるという。
角野さんは、35歳で作家デビューしたのが、その時だったという。
自分自身、どんな「魔法」が提供できるのか、未だ見つからず模索している。
見つかっている気もするし、そうでない気もする。
持ってない気もするし、何かある気もする。
PHPの特集のタイトルは「心がぶれない生き方」。
私はぶれまくっていて、とても心に響いたので、紹介した。
2014年1月26日日曜日
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