次の本に、気になる内容があった。
「失速するよい子たち」三好邦雄著 主婦の友社
大人にも子どもにも「オトナ」と「コドモ」が内在している。
「オトナ」とは、簡単にいうと、社会性。
「コドモ」とは、簡単にいうと、遊び心。
大人には「オトナ大人」「コドモ大人」がいる。
子どもは「オトナ子ども」か「コドモ子ども」どちらかになる。
みんな両方あるのだが、偏っていることもある。
教師の場合を考える。
職員室での人間関係が上手だったり、事務仕事をてきぱきやれるというのは「オトナ」の部分である。
一方、子どもと一緒に笑い合えたり、体を動かして遊んだりというのは「コドモ」の部分である。
教師の側がどちらを発揮するかである。
意識して使い分けることもできる。
低学年や中学年に大人気の先生は、「コドモ」が強い場合が多いという。
一方、そのキャラクターのまま高学年に入ると、うまくいかない場合も多いという。
高学年は自身が子どもから大人への移行期にあたる。
だから高学年の子どもは「オトナ」も教師の側に求めるようになる。
「父性」「母性」とは少し違った視点で、面白いと思い、紹介してみた。
2014年1月10日金曜日
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