現在、『選択の科学』という本を読んでいる。
https://books.bunshun.jp/sp/sentaku-kagaku
まだ途中だが、色々と気付かされることがある。
選択肢が多いというのは、一般的によしとされている。
たくさんから選べた方がいい。
しかし、実際には、選択肢の多さが迷いを生む。
決断が大変になる。
二つから一つを選ぶのは、一つ捨てるだけである。
しかし十から一つを選ぶのは、残りの九を捨てることとなる。
クラス会議等で話し合いが盛り上がらないという場合、この辺りを考え直してみるとよい。
選択肢が多すぎるのである。
例えば、「お楽しみ会をしよう」だけだと、あらゆる答えがあり得る。
拡散の議題である。
これはこれでいい。
ただし、収束の場をどうするかで成否が決まる。
収束の場で大切なことは、絞ることである。
比較・検討の連続である。
やる、やらないの二択を全ての案において検討すると考える。
そうすると、選択肢が増えるほど大変さが増すのがわかる。
切る作業が必要になる所以である。
これは、あらゆることにいえる。
たくさんのものがあるほど、決断の回数は増える。
断つのは、労力がいるのである。
選択肢を減らす。
決断の回数を減らす。
毎日が、少しずつ軽くなること請け合いである。
2019年2月9日土曜日
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