我が子同様の拙著が売れ行き好調である。
『ピンチがチャンスになる「切り返し」の技術』
http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/500322/ref=pd_zg_hrsr_b_1_5_last
発売1年以上が経過して、未だに学級経営部門で1位をとれるというのは、結構な好成績である。
インターネットのこの時代に世に出られて、本当にラッキー&幸せな子である。
この度、人事異動が発表された。
見ると、本当に新規採用者が多い。
つまり、学級経営に関わるあらゆる知識と技術を早急に」身に付けることが本当に重要になる。
大学側に、教員プロフェショナル育成のシステムが完成しているならいい。
勤務校内にきちんとした新人養成システムがあるならいい。
しかし、そんな現実を求めること自体が非現実的である。
担任になってからのOJTでは間に合わない。
そんな余裕はないのである。
「やっている中で徐々に学べる」とのんきに構えたいところだが、学級担任の仕事はマルチタスクである。
しかも、保護者と子どもからすれば新人だろうが10年目だろうが、学級担任であることは一緒である。
別に甘く見てもらえたりはしない。
竹刀ではなく、いきなりの真剣勝負である。
装備を調えておくべし。
費用対効果が一番高いのは、本である。
拙著『切り返しの技術』は、もちろん文句なしの自信をもってのおすすめである。
『授業の腕を上げる法則』『授業の話術を鍛える』のような、教師の授業技術を磨くための「古典」ともいえる本。
『クラスづくりの極意』のようなファシリテーション系の本。
似たタイトルだが『学級づくりの極意』のように、今の時代に必要な学級づくりの理論が学べる本。
絞りに絞って、4月までに読むとしたら、この辺りは即効性がある。
著者だけ順に見ても「向山洋一」「野口芳宏」の両者は、もはや別格。
「岩瀬直樹」「赤坂真二」の両者は、現場上がりの大人気大学教授。
絶対間違いない本である。
そんな中で、私は自分の本もかなり強くおすすめする。
なぜなら、それら「天上人」の方々とは違い、「普通の教員」の書いた本だからである。
多分、利用価値と使いやすさならNO.1である。(その分、深さは到底及ばないと思う。)
例えば、拙著の中で
「教師が答えられない質問をしてきたとき」という場面の切り返し事例が出ている。
この場面は、新採の教師、特に高学年担任なら確実に出くわす。
ここに対して、どう答えるか。
考えてみて欲しい。
本の中では
「すごい!君は天才だね。調べてきて!」
という万能切り返し例を紹介している。
これをそのまま暗記することに意味がある訳ではない。
大切なのは、その後に書いてある、切り返しの根底の考え方である。
例えばこの切り返しは「主体的・対話的で深い学び」と関連がある。
教師が答えを示すのではない。
子どもが主体的にもった疑問に対し、自らの力で探究させようという考えがある。
だから質問に対し、場合によっては知っていても答えない。
本当に調べてくるかどうか、言葉は悪いが「試す」のである。
学級担任には、こういう根底の「観」が必要な場面が波のように次々と押し寄せてくる。
観を磨いておくためにも、読んでおいて損はない。
もし、教え子や知り合いに新採の人がいたら、ぜひプレゼントの一冊に加えて欲しい。
その方の教師人生の大きな一助となることを保証する。
2017年4月6日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿