2013年11月7日木曜日

チャンス・チャレンジ・チェンジ その1

タイトルは、昨年度の学級のキャッチフレーズ。
ここに関連した話題を。

最近、学級でよく話すテーマが「チャレンジ」。
失敗が怖くてやれない、という心理を何とかしていきたいという思いからである。
優秀で真面目な子ども達であるほど、ここが課題になりやすい。

失敗がなぜ怖いのか。
失敗すると、人に笑われる(気がする)からだと言う。
多分、全国どこできいても、同じ答えが返ってくると思う。
要は、自尊心が傷つくのが怖いからである。
「恥ずかしい」というのは人間独自の感情である。(特に日本人は文化的にこの思いが強い。)
他の動物がチャレンジしない場合は、「失敗体験による命の危険」を学習するからである。
例えば飼っているペットが「何かを異常に怖がる」のは、そこで痛い思いをしたからである。
または、未知で危険を感じるからである。

しかし以前紹介した「超入門 失敗の本質」にもあるが、最大のリスクは「変化しないこと」である。
そこで先日、子どもに以下のような話をした。

猿はどこで暮らしているか。
木の上である。
理由は、安全・安心だから。
木から平野へ降りると、猛獣もいるし食糧も安定しない。
全てが不安定である。
それでも降りた好奇心の強い者がいた。
(ここでの「チャンス」は「好奇心」である。)
降りた者の中には、やはり猛獣に襲われた者もいる。
しかし中には平野での暮らしに適応(チェンジ)していった者も出た。
それが、人類である。
魚が陸に上がって両生類になった時も、鳥が空を飛ぶようになったのも、全て同じ。
現状を捨て、チャレンジと失敗を繰り返した結果である。

この話をきいたところで「そうは言ってもねぇ~」というのが大方の本音だろう。
なので、この類の話はあの手この手で何度もする。

長くなるので、次号に続く。

0 件のコメント:

コメントを投稿

  • SEOブログパーツ
人気ブログランキングへ
ブログランキング

にほんブログ村ランキング