2013年8月11日日曜日

失敗も素直さがベース

失敗には大きく二種類ある。
二種類とは、前向きと後ろ向きである。

前向きな失敗は、チャレンジによる失敗。
底には「良い」「正しい」という思いがある。
結果的に失敗になったので、学習して「選択」を変えるだけで改善される。
素直な人なら、自分の選択の間違いに気付き、すぐ直せる。

後ろ向きな失敗は、妥協による失敗。
「これダメだよね」とわかってて起こす失敗。
底には「悪い」「正しくない」という思いがある。
この場合、心そのものを正さねばならない。
容易ではない。
だから、なかなか直せず、繰り返す。

漢字練習で例を挙げる。

前者は、家で一生懸命やってきたけど、半分の50点でしたという場合。
確かにやったが、練習量が足りない。あるいはやり方が悪い。
ここに気付けば、次はうまくいく。
誉めて励ませばよい。

後者は、やらなきゃいけないと分かっているのに、ついダラダラ過ごした場合。
または、練習が足りないと分かっているのに、何とかなるかもと自分に甘くした場合。
自分を厳しく律していく必要があり、すぐには改善しない。
繰り返す。(すぐに改善できるようなら、とっくの昔に改善しているはずである。)
心変わりするような、何かしらのきっかけが必要である。
誉めないのは勿論だが、叱って効果があるかというと、相手の性質による。

「すぐ」は漢字だと「直ぐ」であり、「直す」「真っ直ぐ」「素直」という性質である。
曲がっているものを「直ぐ」に「真っ直ぐ」「直す」のは容易ではない。
鉄のような「物」なら叩き直すことも可能だが、人間は生き物である。
真っ直ぐ伸びるように、手を加えて「自ら育つ」のを「待つ」しかない。

そう考えると、やはり全てのベースは「素直さ」である。
失敗をチャンスにつなげられるようになるにも、ここの性質を「育てる」他ない。
「でも」「だって」の言い訳をしている間は到底無理である。

指導者側も、言い訳をして失敗を繰り返していないか、時に振り返りたい。

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