2013年8月21日水曜日

子どもの頭に乗り移る

担任していると、子どもは自分に似てくる。
ものの考え方からしゃべり方まで似てくる。
全てそうではないが、究極、子どもの頭の中身(思考法)が同じになる。

歌が好きな担任の先生の子どもは歌好きになる。
国語、算数、体育、図工など諸々の教科も同様。
掃除やあいさつなども、全てそうである。
そして、価値観や考え方、行動まで似てくることがある。

例えば、今年度は子どもに「返事は0.2秒」を教えた。
「素直さ」の大切さとリンクする教えである。
何度も言っているので、「返事は?」の問いに「0.2秒!」と即答する。

しかし、わかっていることとできることの隔たりは大きい。
教えを実践できるようなら、本物である。
教室で「頼みたいことがあるんだけど・・・」と言った瞬間、
「ハイ!やっておきます!」と即答し、
続けて「で、何ですか?」

つまり、「返事(了解)」→「用件をきく」の順できたとする。
先生や師匠の言うことに「YES」から入る。
こうなると、ものすごい勢いで成長する。

私自身、「頼みたいことがあるんだけど・・・」と言われたら、
「ハイ、やります!で、何ですか?」と答えるよう意識している。
損得を考えると、逆にいいことがない気がしているからである。
「頼まれたら断らない」とは、尊敬する野口芳宏先生の言でもある。

つまり、子どもが素直でないなら考えられることは2パターン。
1 子どもの頭に乗り移れてない(感化・影響できていない)
2 自分自身が素直でない

良い行動を率先垂範し、子どもの頭に乗り移ること。
そうすれば、互いにとって最も良い結果が得られるように思う。

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