2012年5月14日月曜日

言語環境を整える

先日、外にでかけた時に、ある親子連れ(夫婦と子どもの3人)がいた。
父「これ、スゲ-なぁ!」
母「マジすげぇ!」
子「・・・」

子どもは何も言っていなかったが、この家族の言語環境は推して測るべし。
こういう家庭の子どもも、そうでない子どもも、一緒くたに預かるのが学校である。

せめて、教室の言語環境は整えたい。
一番は、教師の言葉遣いである。

一部の方には男女差別だと言われそうだが、「男言葉」と「女言葉」は現実に存在する。
例えば「おいしい」という言葉は、「うまい」を女性用に変化させた言葉である。
本来、「おいしい」を男性が用いるのはおかしく、逆に「うまい」を女性が用いるのも不作法である。
時代の流れで、現在では問題ないが、こういう言葉も結構ある。

現代において、女性が「すげえ」というのはそんなに問題ないのかもしれない。
しかし、やはり子どもを持つ母親がそれでは、と、問題意識を持つことも大切であるように思う。
まして、教師たるや、である。

使う状況にもよると思うのだが、教師の言葉遣いも、結構見直した方が良いことが多いようである。
国語の大家である野口芳宏氏も「言葉遣いは心遣い」と繰り返し述べている。
「人の振り見て我が振り直せ」
人の言葉遣いを批判する際には、自分自身をも批判する必要がある。

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