2011年6月23日木曜日

授業は「クイズ番組」だ

「授業劇場」などという言葉を最近きく。
教室は舞台であり、授業は劇であるという発想のようだ。
私は、個人的にこのたとえに疑問を持っている。
そもそも、劇というのはシナリオが決まっていて、その通りに演じるものである。
シナリオが決まっているのだろうか。
演じるものだろうか。

私は、授業は「クイズ番組」というたとえを子どもに伝えている。
何だか、こっちの方が授業を冒涜しているように感じる人もいそうだが、聞いていただきたい。
何かというと、「回答者が全員正解しか言わないクイズ番組」を想像してみて欲しい。
面白いだろうか。
多分、相当つまらない番組になると思う。
クイズ番組は、誤答にこそ面白みがある。
そして誤答を楽しみつつ、最後には正解に辿り着き、「スッキリ」するのである。
「モヤッと」したままではいけない。

極端な例でいくと、某クイズ番組では、「おバカ」の回答者がメインである。
一見馬鹿にされているようで、相当な人気である。歌まで出したりしてる。
「おバカ」のようで、誰よりも賢いのは、この人達である。

正解を答えるだけの授業なんてつまらない。
紆余曲折して正解に辿り着くから面白いのではないか。
堂々とたくさん間違えて、面白かったって言い合おう。
そんな授業が、理想である。

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