給食を配膳中、ぶつかってひっくり返す。
これが何度か起きたとする。
どうするか。
気を付けるように言う。
しかしまたやる。
叱る。
これが悪循環パターン。
ここでは、失敗の原因に目を向ける。
給食をひっくり返したというのは、なるべくしてなった結果と捉える。
例えば、動線に目を向ける。
人が交互に行き交っていないか。
狭いところを通っていないか。
そもそも、机の配置が悪くないか。
運ぶ人数が多すぎるのではないか。
・・・・
挙げればきりがないが、かなり要素があると思う。
つまり、それだけ要素があれば、なるべくしてなった結果だといえる。
ここで、結果に着手しても無駄である。
気を付けるように言うのは、それにあたる。
原因の方を指導する必要がある。
当たり前すぎることだが、結構見落としがちである。
特に体育では、運動の状態そのものに注目しがちだが、その前の予備動作に原因があることが多い。
これは、様々な場面でいえる。
なぜその状態なのか。
それは、物理の法則と同じである。
高いところから落としたら、振り子が大きくふれるのと一緒である。
自然の結果である。
そういう視点でもって見ると、解決策が見えてくるかもしれない。
2015年7月1日水曜日
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