2013年1月1日火曜日

目標の立て方

一年の計は元旦にあり。
元旦が一年を左右する。
短距離走と一緒で、スタートが肝心である。

今日から新たなスタートを切ろうと決めている人も多いと思う。
私は、原田隆史先生の手法で目標設定をしている。
一部だが、参考になるかと思い、紹介する。

目標を2軸のマトリクスで決める。
縦軸が「有形」と無形」、横軸が「社会(他者)」と「私」である。

すると、次の4つのエリアに分かれる。
(a)私・有形
(b)私・無形
(c)社会・有形
(d)社会・無形

例えば「市民縄跳び大会の大縄の部で、1000回跳んで優勝する」という目標を立てる。
これを、先の4つのエリアで考えてみる。

(a)私・有形→私は、学級で大縄の大会に参加して1000回跳んで優勝し、優勝旗と杯、賞状を手にする。
(b)私・無形→私は、自分自身の指導技術を高め、成功することで自尊心も高める。
(c)社会・有形→学級がまとまり、子ども達の心技体の全てが大きく高まる。
(d)社会・無形→大縄で1000回跳べることが現実のものとなり、大会のレベルアップにつながる。市の活性化にもつながり、学校や保護者にも貢献できる。

どんな目標でも大切なのは実は(c)(d)の部分で、結果的に社会的にどれだけ貢献できるかである。
「年収倍増」というようなお金に関する目標であっても、やはり同じである。
具体的なのは(a)の部分で、これが最も目に見えて目指しやすい部分になる。
(c)(d)に向けて(a)があるという感じで捉える。(発想は逆でも構わない。)
(b)は、自然に何かしらくっついてくる。

つまり、目標へのモチベーションを高めるということである。
自分の為だけでなく、人の為、社会の為に、自分の目標がある。

そう考えると、自分の目標を立てることは、社会貢献としても必要なことである。

さらに、目標は「仕事」「趣味」「お金」「健康」「家族」というカテゴリ別に設定する。
なるべく具体的に、かつ達成によるメリットまで考えることが大切である。
子どもにはそこまで求められないが、教師が自分で目標を立てておくことで、後々に指導しやすくなる。

一年の計は元旦にあり。
しっかり時間を使って、求めるものを明確にして一年に臨みたい。

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