2012年11月25日日曜日

短く、何度も

タイトルは、次の本からの引用である。
「説明の達人に変わる本」 中谷彰宏著 全日出版

「説明は短く」とは、授業の原則の一つである。
どれぐらいの長さかというと、大体15秒以内がベスト。
1分を越える説明は長い。
(物語や体験のようなものを「語る」場合は別。
あくまで物事の「説明」についてである。)

授業では、教えたい大きなテーマが一つあるとする。
この教える内容を、小さく砕く。
1ユニット15秒~1分の説明。
説明の後は作業。
この繰り返しで集中させていく。
(有名な向山型算数などは、このやり方に似ているように思う。
正しくは、説明はしないらしいが。)

以前から、歴史人物カルタをおすすめしてきた。
1ゲーム5分程度である。
読んでる時間だけだと、3分程度である。
その中に、20~30人程度の人物のカルタを読む。
単純に割ると、やはり1人10秒以内の説明となる。
それを毎時間繰り返す訳だから、当然記憶に残る。
暗記しようなどと思わずとも、自動的に刷り込まれる。
暗記に使う労力を、思考に使うことができる。
システム化しておくことで、授業が楽になる。

「短く、何度も」は、あらゆることに応用できる基本である。

3 件のコメント:

  1.  小学校教員です。
     毎日、指示の明確化の難しさを感じて指導しています。自分自身、語彙力がないので苦労します。低学年の担任をしているので言い直すことが多いです。
     まだまだ経験が浅いので、毎日失敗だらけです。どうしたら子どもがパパッと動けるか、他のベテランの先生を見ていると、とても勉強になります。

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  2. コメントありがとうございます。
    私も、先輩の先生方を見習って、日々勉強中です。
    指示が不明瞭なのは、本人の中で確定していないからだと教えてもらったことがあります。
    自分の中で消化されていることなら、短く明確に指示できるとのことです。
    参考になれば、幸いです。
    今後ともご愛読よろしくお願いいたします。

    返信削除
    返信
    1. 返信ありがとうございます。
      なるほど。自分の中で一度おちていないといけないんですね。なんとなく分かる気がします。
      子どもに言う前にまずきちんと考えなければならないですよね。見切り発車ではいけませんね。
      ありがとうございました。

      削除

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