2011年8月17日水曜日

三人の武将

以前、怒ってもいいじゃないかという話をした。
しかし、怒るという行為も、向き不向きがある。
怒っても全然迫力がない人もいる。
ちょっと怒っただけで、ものすごい怖さを出す人もいる。

例を挙げる。
社会科で三人の武将について授業する。
織田信長。
豊臣秀吉。
徳川家康。
三人それぞれ短気、賢明、我慢強い、と性格が全く違う。
三人の共通点は何か。
天下統一を目指している点と、人がついてくるリーダーだという点である。

信長はリーダーシップをとってがんがん引っ張るタイプ。
ちょっと怖いが、意外と情にもろく、リーダーとしては頼れる。
怒られてもめげない家来、強い人に引っ張ってもらいたい家来にはいい。

秀吉は知性があり、冷静な判断を下して指示を出すタイプ。
いつでも冷静沈着、的確に指示を出して下を引っ張る。
指示を素直に聞く家来、自主性や決断力がない家来にはいい。

家康は温厚でよく家来の話を聞き、みんなで決めようというタイプ。
母性的であり、安心してついていける。
自分の主張を聞いてもらいたい家来、臆病なタイプの家来にはいい。

学級に当てはめると、武将は教師、家来は子どもである。
子どもは教師の家来ではないが、相対的な立場として見ると、やはりこれに近い。
(武将の方針・指示をもとに、それぞれの家来が判断して動くからである。)

学級には色んなタイプの子どもがいる。
だから、たまたま合う教師と、合わない教師がいて当然である。
教師の側とて同様である。
やり方一つとっても、全ての教師に当てはまる方法はない。
家康タイプの教師なら、無理に怒らないで、違う方法をとれるはずである。

自分のタイプを知り、何を目指すのか考えよう。

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