2011年9月6日火曜日

バトンパスは前を向いて?

体育研修会伝達シリーズ第5弾。
リレーのバトンパスについて。

リレーのバトンパスにおいて何が大変かというと、次走者が前を向いてバトンを受け取ることである。
しかも、スピードに乗った状態で行わなければならない。

小学生に、ここを求める必要がないという話である。
実際、大学レベルだって4×400mリレーのバトンパスの際は、後ろを見ながらバトンを受け取るらしい。
400mだからといって決して遅い訳ではなく、100mを10~11秒台の速さである。
小学生と比べるまでもない速さである。
つまり、小学生の場合なら後ろを向きながらでもなんら問題はないとも考えられる。

具体的にどう指導するか。
自分のスタートラインから、一定の歩数でスタートダッシュ地点を決める。
そして、そこにバトンを持った走者の胸が通る地点で走り始める。
この時、前号で紹介した「1,2,34!」でダッシュする。
「1,2,34!」の4歩だけは、前を見て全力ダッシュする。
その後は後ろを見てしっかりバトンを受け取る。

渡す方は、バトンを垂直に立てて、相手の手の平に10cmだけ押しつける。
これ以上押すと、相手の手にケガを負わせる可能性があるためである。
0cmだと、相手がバトンを落とす可能性がある。
だから、10cm押しつける。

「バトンパスは前を向いて行うものだ」という考え方も、何のためなのか考える必要があると教えられた。

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